第172話予期せぬ発見

イレーネはそれが仕事の用事だと聞くと、孫の言葉を何の疑いもなく信じた。

彼女はうなずいて言った。「そう、それならいいわ。でも無理はしないで。留守の間に世話をしてくれる人が必要でしょう。ブラッドをつけるわ」

「それと、コリンズ先生のことも忘れちゃだめよ。トンプソン先生にも同行してもらって、あなたの健康状態も見てもらったらどうかしら」

祖母の周到すぎる段取りに、ウィリアムは思わず気が滅入った。

「おばあさま、行くのは出張だよ。療養旅行じゃない。そんな大勢いらない――イヴァンがいれば十分だ」

「それじゃだめよ」イレーネは目を見開いた。「イヴァン一人をそばに置くだけじゃ、ちっとも安心できない...

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